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なぜ「お(かね)」は便利(べんり)なの? 「お(かね)」の3つの機能(きのう)

     
       
「お(かね)」が便利(べんり)なのは、3つの機能(きのう)があるから。
1つめは、モノを交換(こうかん)する機能(きのう)である「交換(決済)手段(こうかんけっさいしゅだん)」。
2つめは、モノの価値(かち)(はか)機能(きのう)である「価値(かち)尺度(しゃくど)」。
3つめは、モノの価値(かち)()める機能(きのう)である「価値貯蔵手段(かちちょぞうしゅだん)」。
         
       
「お(かね)」があると、なぜ便利(べんり)
       
なぜ、「お(かね)」は便利(べんり)なアイテムなのでしょうか?
それは、「お(かね)」には、3つの機能(きのう)があるからです。
     
の3つの機能 @モノを交換する機能
Aモノの価値機能
Bモノの価値める機能
     
それぞれの機能(きのう)を「お(かね)がない場合(ばあい)」と「お(かね)がある場合(ばあい)」で()ていきましょう。
       
@モノを交換(こうかん)する機能(きのう)
              
★お(かね)がない場合(ばあい)
     
「お(かね)」というアイテムが存在(そんざい)しないので、Aさんは「物々交換(ぶつぶつこうかん)」をしようとします。
     
Aさんは、()っている「さかな」を「みかん」と交換(こうかん)するために、交換条件(こうかんじょうけん)()相手(あいて)(さが)さなければなりません。時間(じかん)労力(ろうりょく)必要(ひつよう)で、とても大変(たいへん)そうですね。
     
★お(かね)がある場合(ばあい)
     
Aさんは、「さかな」を「お(かね)」に交換(こうかん)しておくことで、いつでも()きな(とき)に「みかん」を()()れられます。苦労(くろう)して交換相手(こうかんあいて)(さが)必要(ひつよう)はありません。
     
このように、「お(かね)」は、モノとモノとの交換(こうかん)媒介(ばいかい)仲立(なかだ)ち)しています。これを「交換(決済)手段(こうかんけっさいしゅだん)」といいます。
       
Aモノの価値(かち)(はか)機能(きのう)
              
★お(かね)がない場合(ばあい)
     
(たと)えば、「さかな」の価値(かち)が100なら、「みかん」の価値(かち)も100でなければ、物々交換(ぶつぶつこうかん)成立(せいりつ)しません。どちらか一方(いっぽう)(そん)をしてしまうからです。
     
「さかな」と「みかん」の価値(かち)(おな)じにするには、「(おお)きいさかな1(ぴき)」なら「みかん10()」、「(ちい)さいさかな1(ぴき)」なら「みかん3()」というように、毎回(まいかい)(はな)()いが必要(ひつよう)になります。とても面倒(めんどう)ですね。
     
★お(かね)がある場合(ばあい)
     
「さかな」や「みかん」に、値段(ねだん)をつければいいのです。
     
(たと)えば、「(おお)きいさかな1(ぴき)」=200(えん)、「小さいさかな1(ぴき)」=60(えん)、「みかん1()」=20(えん)というように、それぞれのモノに値段(ねだん)をつけて、お(かね)でやりとりすれば、簡単(かんたん)です。
     
このように、「お(かね)」は、あらゆる品物(しなもの)値段(ねだん)価格(かかく))をつけることで、モノの価値(かち)(あらわ)します。「お(かね)」によって、モノの価値(かち)比較(ひかく)したり、判断(はんだん)したりすることができます。これを「価値(かち)尺度(しゃくど)」といいます。
       
Bモノの価値(かち)()める機能(きのう)
              
★お(かね)がない場合(ばあい)
     
(たと)えば、「さかな」を3(びき)()ったとします。1(ぴき)自分(じぶん)()べるとして、(のこ)りの2(ひき)(なに)(べつ)のモノと交換(こうかん)したいですよね。
     
でも、(いそ)いで交換相手(こうかんあいて)(さが)さないと、せっかくの新鮮(しんせん)な「さかな」が(くさ)って、価値(かち)がなくなってしまいます。
     
★お(かね)がある場合(ばあい)
     
じゃあ、お(かね)交換(こうかん)しよう!
     
2(ひき)のさかなは、「お(かね)()っていて、さかなが()しい人」と交換(こうかん)します。
(おお)きいさかな」は200(えん)、「(ちい)さいさかな」は60(えん)なので、260(えん)交換(こうかん)できます。
     
(かね)は、(くさ)らないよ!
   
「お(かね)」に交換(こうかん)しておけば、安心(あんしん)です。「260(えん)」は、明日(あした)明後日(あさって)も「260(えん)」のまま、()わりません。
   
「お(かね)」は、モノと(ちが)って(くさ)ることはありません。()めておけば、いつでも()きな(とき)に、()きなモノと交換(こうかん)することができます。
     
(かね)は、()めることもできるよ!
     
「お(かね)」を()めることを、「貯蓄(ちょちく)」といいます。
     
「お(かね)」は、貯蓄(ちょちく)することで、将来(しょうらい)(そな)えて、お(かね)価値(かち)をたくわえることができます。
たくさん()めておけば、高価(こうか)なモノと交換(こうかん)することもできます。
     
このように、商品(しょうひん)購入(こうにゅう)せずに()めておけるお(かね)のことを「貯蔵貨幣(ちょぞうかへい)」といいます。お(かね)価値(かち)明日(あした)になっても()わらないので、貯蔵手段(ちょぞうしゅだん)になります。これが、お(かね)の「価値貯蔵手段(かちちょぞうしゅだん)」としての役割(やくわり)です。
     
貨幣
のある世界3つの機能便利 のない世界物々交換不便
@交換(決済)手段
モノをお交換しておけば、
いつでもきなモノに交換できる
交換条件@
いに交換したいモノが一致すること
A価値尺度
モノに値段をつけておけば、
モノの価値がすぐわかる
交換条件A
交換するモノの価値じであること
B価値貯蔵手段
らない。将来えて
めておけば、高価なモノもに入る
交換条件B
地理的に、出会える場所にいること
くしないと、モノがる)
     
       
       
       
         
       
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確認問題(かくにんもんだい)
     
(1)モノとモノとの交換(こうかん)媒介(ばいかい)する、というお(かね)機能(きのう)のことを(     )という。
     
(2)モノに値段(ねだん)をつけることでモノの価値(かち)(はか)る、というお(かね)機能(きのう)のことを(     )という。
     
(3)将来(しょうらい)(そな)えてお(かね)価値(かち)をたくわえることができる、というお(かね)機能(きのう)のことを(     )という。
     
(こた)えはこのページの(した)のほうにあります。
         
       
用語解説(ようごかいせつ)
     
物々交換 (ぶつぶつこうかん)
barter trade (バーター・トレード)
 ●  自分(じぶん)所有(しょゆう)するモノと、他人(たにん)所有(しょゆう)するモノとを、お(たが)いに()りかえること。
 ●  貨幣(かへい)媒介(ばいかい)仲立(なかだ)ち)しない、直接的(ちょくせつてき)交換(こうかん)のこと。
 ●  近年(きんねん)においても、貨幣(かへい)機能(きのう)しない混乱時(こんらんじ)戦争(せんそう)不況(ふきょう)など)に(おこな)われることもある。
     
交換(決済)手段 (こうかん(けっさい)しゅだん)
means of exchange (ミーンズ・オブ・エクスチェンジ)
 ●  (かね)の3つの機能(きのう)の1つ。
 ●  商品取引(しょうひんとりひき)において、お(かね)は、モノとモノとの交換(こうかん)媒介(ばいかい)し、()()()()(あいだ)流通(りゅうつう)(つづ)ける。
 ●  支払手段(しはらいしゅだん)」、「媒介手段(ばいかいしゅだん)」、「流通手段(りゅうつうしゅだん)」ともいう。
     
価値の尺度 (かちのしゃくど)
scale of value (スケール・オブ・バリュー)
 ●  (かね)の3つの機能(きのう)の1つ。
 ●  あらゆる品物(しなもの)値段(ねだん)価格(かかく))をつけることで、モノの価値(かち)(あらわ)す。
 ●  (かね)価格(かかく))は、モノの価値(かち)をはかる基準(きじゅん)
     
価値貯蔵手段 (かちちょぞうしゅだん)
means of store of value (ミーンズ・オブ・ストア・オブ・バリュー)
 ●  (かね)の3つの機能(きのう)の1つ。
 ●  貯蓄(ちょちく)することで、将来(しょうらい)(そな)えて、お(かね)価値(かち)をたくわえられる。
 ●  (かね)価値(かち)明日(あした)になっても()わらないので、貯蔵手段(ちょぞうしゅだん)になる。
     
貯蓄 (ちょちく)
savings (セービングズ)
 ●  (かね)()めること。
     
貯蔵貨幣 (ちょぞうかへい)
store of money (ストア・オブ・マネー)
 ●  商品(しょうひん)購入(こうにゅう)せずに()めておけるお(かね)のこと。
         
       
参考文献(さんこうぶんけん)
           
図解(ずかい) 金融入門(きんゆうにゅうもん) 基本(きほん)常識(じょうしき)伊藤亮太(いとうりょうた)著/西東社(せいとうしゃ)
           
ポケット図解(ずかい)マクロ経済学(けいざいがく)がよーくわかる(ほん)小笠原誠治(おがさわらせいじ)著/秀和(しゅうわ)システム)
       
         
       
(こた)
     
(1)交換(決済)手段(こうかんけっさいしゅだん)
       
モノをお(かね)交換(こうかん)しておくことで、いつでも()きな(とき)に、()きなモノを()()れられます。苦労(くろう)して交換相手(こうかんあいて)(さが)必要(ひつよう)はありません。
     
(2)価値(かち)尺度(しゃくど)
       
(かね)は、モノの価値(かち)(あらわ)します。お(かね)値段(ねだん))によって、モノの価値(かち)比較(ひかく)したり、判断(はんだん)したりすることができます。
       
(3)価値貯蔵手段(かちちょぞうしゅだん)
       
(かね)(くさ)らないし、たくさん()めておけば、高価(こうか)なモノと交換(こうかん)することもできます。
       
         
       
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